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加藤俊吾(都立大) [2005年3月23日プレゼン資料]

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 窒 素酸化物測定による大気酸化能評価

加藤俊吾・今川宏介・梶井克純(東京都立大学・工学部→首都大 学東京・都市環境学部)


窒素酸化物による大気酸化能評価

大気の酸化:酸性雨の生成、地球温暖化ガスの大気中寿命、揮発性有機化合物との反応・オキシダント生成・エアロゾル生成***昼:OHラジカル、ごく微量だが非常の反応性に富んでいる。日射により生成し、昼にのみ存在する。***夜:NO3ラジカル、夜間に生成し大気を酸化すると考えられている。観測例はほとんどない。***これまで考えられていたOHラジカルのみによる大気酸化能は、過小評価になっていたかも。

窒素酸化物:NO、NO2、HNO3、NO3、N2O5***昼・夜:発生源・自動車・紫外線・光分解・熱分解・不均一反応

NO3ラジカルの生成条件:NO2とO3が存在する条件で生成しやすい。NOが高濃度だとNO3とO3が減少・・・大都市からの汚染大気が輸送されたところでNO3が生成しやすい条件になる。***都市中心・郊外

NO3ラジカル生成に適した地域:水平方向、伊豆大島など:鉛直方向、富士山***3次元的な汚染大気の広がり***大都市(東京)、離島(伊豆大島)、高度の高い地点(富士山)、大陸からの長距離予想、関東からの輸送

富士山での測定:通常は自由対流圏の清浄な大気・イベント的な汚染大気の輸送・関東からの汚染・大陸からの汚染・雷によるNOxの生成(オゾンは高度が高いところで高濃度)

観測目的:大都市に近い高度の高い地点(富士山)においてNO3が生成しうる条件なのか検討を行なう。***測定項目:・NO, NO2の高感度測定・O3の測定・揮発性有機化合物(VOC)の測定(キャニスターサンプリング)

NO, NO2の測定装置***ECO Physics CLD770+PLC760・Xeランプのコンバーター (NO2を選択的に分解できる):検出下限 20ppt(参考 Ethermo Electron Model 42S: HNO3などの干渉あり、検出下限100ppt)
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