富 士山高所科学研究会



研究会について 補助資料 その他

富士山測候所の再活用における利用分野

富士山測候所をどのように活用すればよいでしょうか?
 富士山測候所の本庁舎は、富士山頂という象徴的な場所と同時に、国立公園の中心部に位置します。このため、土地及び施設利用においては目的の公共性や国民的合意、さらに法律による各種規制の遵守、浅間大社のご理解など、広く説明責任を果たした上で利用可能になると考えています。
 ここでは、この施設を利用して行う研究教育において、どのような研究分野を想定しているか、ポンチ絵で示します。(2004年2月作成)

富士山大気化学研究グループ:我々が考える富士山の総合観測研究施設とは?(今日高所研究・教育施設の実現を目指して)

富士山頂は自由対流圏に位置し、新鮮な大気採取が可能。局所的な汚染を逃れている。気象学:GPS気象学、雲物理***大気化学:エアロゾル・微量気体・黄砂・さまざまなトレーサーとなる汚染物質、越境大気汚染。

宇宙科学:電波天文学・宇宙線物理・衛星利用技術***日射:気体・エアロゾル・オゾン層による散乱と吸収・光化学

大気化学:酸性雨・酸性雪・酸性霧・エアロゾル・雲粒子生成***大気電気:雷・大気イオン・大気電導度***雪氷・降水科学

防災科学:ライブカメラ・無線と衛星通信・観光客・登山者の避難***火山学・地震学・測量と測地学:GPS・重力***マグマ

生理学:高地・高所トレーニング***スポーツ・高所医学:高山病

植物生態学:高山植物***動物生態学:野生生物

極限材料・極限技術:耐光性・耐候性試験・先端材料開発

教育・文化活動:野外活動・フィールドスポーツ・芸術文化活動・山岳信仰

富士山における総合極地研究観測教育施設として、利用の促進と社会への成果還元!
copyright © 2004 富士山高所科学研究会 all rights reserved. リンクはご自由にお張りください