富 士山高所科学研究会



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富士山を ターゲットにしたライブカメラ

富士山に関連す ると思われる書籍(今世 紀)

富士山に関連 すると思われる書籍(そ れ以前、ここ30年ほど)

教育指導要 領から



富士山FAQ(よくある質問とその答え)

 研究会の本題から離れますが、アクセス解析をしていると、このHPとは関連のない事柄を調べにここを訪れる方々が少な くないようです。googleで「富士山 住所」なんて検索をして(多分測候所かどこかの所在地を知りたいのか?)ここに辿り着くが、やはり「はずれ」 …期待に添えないのもなんですので、わかっている範囲で、メモ程度にFAQとして情報を掲載します。これでも「はずれ」でしたら、ごめんな さい。

<所在地>
住所ではありませんが、富士山測候所は「静岡県富士宮市富士山頂剣が峰」に位置します。夏のみの富士山頂郵便局には郵便番号もあり「〒418-0011  富士宮市粟倉地先浅間大社奥宮社務所」(平成16年現在)です。

<測候所の閉鎖・無人化>
富士山測候所は昭和7年から職員が常駐して気象観測を行ってきました。しかし、平成11年に長野・静岡の両気象レーダーの運用が開始され、メンテナンスコ ストのかかる富士山レーダーの観測を終了し、さらに、電波によって上空の風向風速を推定するウインドプロファイラを河口湖・静岡などに配置したことから、 富士山測候所の職員常駐の必要性は薄れたと気象庁は判断し、平成15年秋に無人化への方針を発表しました。無人化後、気温・湿度(露点温度)・気圧を無人 で観測することになっています。また、夏のみ、アメダスの計測項目にもある「日照時間」の観測通報を行う計画です。(これまで富士山測候所が観測してきた のは「全天日射量」)。また、受け皿機関が決まるまで、当面「富士山測候所」の名称は残るようで、測候所の即時廃止ではありません。

<跡地利用、有効利用委員会>
富士山測候所を気象庁が無人化するにあたり、新たなる利用方法の検討や利用する受け皿機関の選定などについて議論する、有効利用委員会(正式な名称は「富 士山測候所山頂庁舎等有効利用検討委員会」らしい)を関係各機関と気象庁から人を出して開催しています。この(平成16年)夏までに2〜3回開かれていま す。我々のコミュニティーからは、今のところ参加できていません。

<冬季の富士山>
風も常時強く、雪と氷の山です。富士山測候所職員の大半は登山のプロではなく、一般の国家公務員なので、着任時に冬山研修を行います。山頂に東京大学山本 研究室が設置した電波望遠鏡は、水蒸気の少ない冬季がメインの観測シーズンです。また、大気化学の面では、大陸起源の物質が多く飛来する季節です。

<研究施設としての測候所>
測候所の施設は、気象学・大気化学・地震学・通信その他の研究のために一部を供されてきた歴史があります(関連情報参照)。しかし基本的には、気象データ の観測通報やデータを利用した天気予報の精度向上を通じて、大雨・洪水・土砂災害・強風害といった気象災害に対する砦として、防災に役立てられてきまし た。我々は、測候所の施設を利用してこれまで10年余りの大気化学の研究実績を持っています。将来、長期・短期の大気化学観測研究や、高所を利用した科学 の進展を目指しています。

<気象観測点「富士山」の位置・地点番号>
北緯:35度21.6分
東経:138度43.6分
標高:3775m(気圧計の高さ)
国際地点番号:47639

<太郎坊>
富士山の東南東側、登山口の1つ「御殿場口」の、駐車場に近い標高1300mくらい。富士山測候所太郎坊基地があり、山頂測候所へ向かう勤務員を乗せたブ ルドーザー・雪上車がここを起点としている。周辺は天体観測や富士登山駅伝のリレー地点、「富士山太鼓まつり」の会場として知られる。

<研究会名称の英訳版>
富士山高所科学研究会は、Mt. Fuji High Altitude Research Societyです。2005年春に決定しました。
 

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