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大河内 博(都立科技大) [2003年3月23日プレゼン資料]

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 大気汚染物質の降水洗浄機構と山間部森林生態系における沈着挙動
〜富士山を利用した大気汚染物質の雲内・雲底下洗浄のフィールド観測に向けて〜

大河内 博(東京都立科学技術大学→首都大学東京)


大気汚染物質の降水洗浄機構と山間部森林生態系における沈着挙動・富士山を利用した大気汚染物質の雲内・雲底下洗浄のフィールド観測に向けて・大河内博・東京都立科学技術大学 (2003年4月 ?) ・2005年4月より首都大学東京に統合・前任校:神奈川大学 (1991 - 2003)

概念図・乾性沈着・霧・オカルト沈着・海塩・土壌・雲底下洗浄・雲内洗浄・重金属・移流拡散・雲・露

これまでの研究概要 (1991 - 2003)***1.降水(雨・霧・露)の化学・酸性化機構・微量重金属のキャラクタリゼーション・溶存有機化合物のキャラクタリゼーション***2.大気汚染物質の湿性および乾性沈着機構・都市大気特有の大気汚染物質の降水洗浄機構・もやを介したseeder-feeder機構、ヒートアイランドの影響・山間部おける大気汚染物質の沈着挙動***3.大気汚染物質の環境影響・酸性物質のコンクリート構造物への影響・酸性物質の森林生態系への影響・土壌・渓流水の酸性化、窒素飽和、樹木衰退

Seeder-feeder洗浄過程***雲・霧・もや

研究地域 (1991 - 2003)***横浜:代表的な都市域・試料:雨、露、ガス、エアロゾル***大山(標高1252m)・都市近郊山間部・モミの立ち枯れ・試料:上記に加え、霧、土壌、渓流水

丹沢大山におけるモミの立ち枯れ

最近の主な研究課題 (2003〜)1)有害有機大気汚染物質の降水洗浄機構・VOCs、PAHsの降水洗浄機構・VOCs、PAHsの露液滴への乾性沈着機構***2)大気中フミン様物質のキャラクタリゼーション・フミン酸、フルボ酸の分別定量・光学特性・物理化学特性(錯化容量、界面活性作用 etc)***3)山岳域大気汚染観測システムの開発と性能評価・太陽電池駆動小型簡易雨水採取機(2004年9月?)・ハイブリット型受動霧水採取機(2005年4月?)

今後の観測地点:陣場山・大山・富士山

富士山で何を行うのか?***標高・富士山=3x(大山)・勾配富士山= 2 x(大山)***1. 大気汚染物質の雲内・雲底下洗浄の観測 (観測タワーとして有利)・2. 大気汚染観測システムの性能評価・(過酷な屋外試験環境)

雲内・雲底下洗浄の野外観測***@地上部で雨水を時間あるいは降雨量で分別採取・利点:安価、いつでも採取可能(自動化)・問題:雲内洗浄と雲底下洗浄の区別困難***A山体のいくつかの高度で雲・雨を同時採取・利点:安価・問題:登山困難、電源確保困難、水平距離の影響不可避(富士山なら最小限に!)***B航空機・気象観測用ゾンデにより、雲水、雲底直下と地上の雨を同時採取・利点:厳密に雲内・雲底下洗浄を区別可能・問題:高額、観測回数が限定***C立て坑を利用した雲、エアロゾル、ガスの同時採取・利点:実験条件を自由に設定可能・問題:高額、維持管理困難、実験条件の制御困難
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