富士山高所科学研究会



研究会について 補助資料 その他

各学会誌などから抽出した富士山研究の文献抄録

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東京地学協会の富士山関連文献
日本測地学会誌の富士山関連文献
日本地理学会誌「地理学評論」の富士山関連文献
歴史地理学会誌「歴史地理学」の富士山関連文献
産業総合研究所/地質調査所「地質ニュース」の富士山関連文献
土木研究所資料の富士山文献
砂防学会誌「新砂防」の富士山関連文献
日本洞窟学会誌「洞人」の富士山関連文献




東京地学協会の富士山関 連文献

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・ 東京地学協会の「地学雑誌」(Journal of Geography)から。
・ 初期のものしか整理していない。
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(1890)
富士の称呼.世界最高の建物, 34-35.
富士山異状の報, 197-198.
小瀬佳太郎 : 富士山麓の洞穴, 279-283.
菊池安 : 富士山麓の洞穴に就て, 401-403.
富士の初雪.旋風, 511-512.
(1891)
富士山の火熱, 337-339.
山本頼輔 : 富士の煙, 654-659.
(1892)
富士及北海道高山の初雪, 479-480.
(1895)
寒中の富士登山, 165-166.
富士山積雪, 571-572.
(1896)
野中至 : 富士山気象観測報文, 412-416.
富士山頂の最低温度, 430-431.
野中至 : 富士山気象観測報文(承前), 448-452.
野中至 : 富士山気象観測報文(承前), 507-517.
(1898)
富士四近の凹凸模型図, 692-694.
(1899)
富士降砂記, 319-322.
富士山嶺の最低温度, 587-589.
富士観象会, 592-593.
富士山頂琵琶を試む, 647-648.
(1900)
野中至 : 富士観象事業に付て. 283-290.
野中至 : 富士観象事業に就て(前々巻の続き), 398-405.
富士山頂の最低温度, 498-501.
田中阿歌麻呂 : 富士山麓山中湖の湖低湧泉に就て, 608-614.
富士山の初雪, 672-673.
(1901)
田中阿歌麻呂 : 富士湖沼の湖沼学的調査一斑, 200-213
(1902)
第十四輯第一版 精進湖 第一図北岸より富士山を望む 第二図南岸より精進湖と女坂峠を望む, 1
田中阿麻呂 : 富士山麓山中湖冬季に於ける結氷状態並水温成層の異常を述べ彼の湖底湧泉存在の確実に及ぶ, 154-165
富士登山会, 578
富士山頂(明治三四-三五年)冬期最低気温, 649
富士山の初雪, 711-712
(1903)
福地信世 : 豆南諸島と富士火山帯, 421-425
富士山頂明治三五−三六年冬期の絶対最低気温, 725
富士山頂の初雪, 791
(1904)
富士山頂本冬期最低気温, 525
我富士山に酷似せる火山, 800
(1906)
佐藤傳藏 : 小笠原火山と富士火山帯との関係に就て石井君に答ふ, 192-198
第十八年第三版 山中湖北岸長池付近より湖を隔てて南方に富士山を望む図・山中湖付近に就て堅氷を破砕し水温錘測をなす図
rn信世 : 再び豆南諸島と富士火山帯に就て, 407-414
富士山頂最低気温, 573
本邦最高の富士山郵便局, 635
(1907)
筑波山観測所長の寒中富士登山, 271
富士山頂本冬期の最低温度, 684
(1908)
大森房吉 : 琵琶湖の水量と富士山の容積, 566-567
(1909)
富士山頂最近九冬期間の最低気温, 65
富士山頂最近十冬季最低気温, 789
富士山頂夏季気候, 789
(1911)
富士箱根付近の模型, 81
富士山の植物帯, 592-593
(1917)
富士裾野印野村の熔岩墜道, 342-343
井上禧之助 : 富士四近の水理, 581-594
井上禧之助 : 富士四近の水理(承前), 645-652
(1921)
大森房吉 : キラウヱア及び富士山の熔岩樹型, 535-540
大森房吉 : キラウエア及び富士山の熔岩樹型(承前), 606-611
(1922)
富士山麓の一新溶岩隧道, 345
(1924)
関東大地震と富士山の地学的変化, 674-675
(1926)
渡邊萬次郎 : 富士の縄状熔岩に就て, 534-535
富士山麓の雁の穴, 615-616
(1927)
石原初太郎 : 富士山縄状熔岩の真相, 20-27
(1928)
山梨県鳴沢村役場に集められたる富士火山噴出物, 242-243
富士の熔岩樹型に就て, 361-364
(1929)
~原信一郎 : 富士山の地質と水型, 592
(1930)
陸地測量部 : 富士山の標高に就て, 157-161
(1932)
大井上義近 : 富士及箱根, 645-651

(以降未整理。文献多数と思われる)



日本測地学会誌 の富士山関連文献

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・ 「富士」で検索した。
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(1955)
熊谷直一・阿部悦夫, 山頂の重力からみた富士山の平均密度(T), 2
(1956)
熊谷直一・阿部悦夫, 山頂の重力からみた富士山の平均密度(V), 2
(1960)
横山泉・田島広一, 富士山頂の重力値と山体の平均密度, 6



日本地理学会誌「地 理学評論」の富士山関連文献

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・ 「富士」で検索した。
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(1992)
阿部一,  近代日本の教科書における富士山の象徴性, Vol. 65 (Ser.A), No.3, 238-249
岡秀一, 富士山西斜面における樹木限界の群落構造とその動態, Vol. 65 (Ser.A), No.8, 587-602
(2000)
浜田 崇・菅野洋光・岡 秀一, 富士山北西斜面の森林限界付近における気候環境, Vol. 73 (Ser.A), No.5, 435-447
(2001)
川合泰代, 富士講からみた聖地富士山の風景−東京都23区の富士塚の歴史的変容を
 通じて−, Vol. 74 (Ser.A), No.6, 349-366



歴史地理学会 誌「歴史地理学」の富士山関連文献

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・ 「富士」で検索した。
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(1983)
小口千明, 家相観にみる空間評価の相対性−埼玉県における「富士向き」伝承と易との対比から−, 122, 1-14.

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・ 学会誌からは上記1件しか見つからなかったが、例会等での発表内容は(タイトルしか見ていないが)興味深いので、以下にメモしておく。
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(1960)
菅沼英雄:富士山麓開発の歴史地理学的考察, 第8回例会, 1960年7月16日
(1962)
浅香幸雄, 富士山北口の登山機構と御師の生活, 第17回例会, 1962年10月13日
(1984)
佐野 充, 富士茶の成立とその展開, 第124回例会, 1984年12月15日
(2003)
川合 泰代, 宗教文化としての聖地の風景―富士講と春日講を事例として―, 第46回(平成15年度)大会
  


産業総合研究所/地質調 査所「地質ニュース」の富士山関連文献

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・ (株)実業広報社が発行する、一般向け地学専門誌。
・ 「富士」で検索、抽出した。
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(1972)
文 浜野一彦 写真 正井義郎, 富士山の宝永火口, 209
浜野一彦, 富士山の溶岩, 209
村下敏夫, 湧泉復活 富士市で10年ぶりに, 219
(1973)
浜野一彦, 富士山の山くずれ 大沢くずれ, 221
(1975)
石山尚珍・尾上 亨・佐々木雅一, 富士山とカラマツと植物化石, 248
(1980)
濱野一彦, 口絵  富士山の熔岩洞穴, 305
(1981)
上村不二雄, 地質標本館だより 富士・箱根火山(立体模型とオートスライド), 326
(1982)
伊藤和明, 地質調査所創立100周年記念号  最近の自然災害が教えるもの, 337
(1985)
山口 靖・村岡洋文・長谷紘和, レーダーで見た日本の地形・地質, 373
(1987)
表紙  富士箱根周辺のステレオ地質図, 396
(1992)
国土地理院・佐藤興平, 表紙  富士山頂火口, 453
(2003)
中野俊・石塚吉浩, 最新地質図発表会 最新地質図の紹介 富士火山地質図1:50,000 CD-ROM版, 584
(2003.特集号「富士山T」)
駒澤正夫, 富士山・剣ケ峯の三角点での重力測定, 590
荒牧重雄, 富士山ハザードマップ, 590
口絵 産業技術総合研究所における富士山の最近の調査研究例の紹介, 590
青木正博,  地質標本館と特別展 −富士山特別展の開催に寄せて−, 590
荒牧重雄, 富士山ハザードマップについて, 590
石塚吉弘・高田亮・中野俊・河村幸男・谷田部信郎, 富士山はどんな活動をしてきたか? −富士火山の活動史−, 590
箱岩英一, 富士山の高さ, 590
安原正也, 富士山に降った雨水はどう流れるのか?, 590
鵜川元雄, 富士山の低周波地震, 590
駒澤正夫, 重力測定による富士山の重量と内部構造, 590
須藤茂・斎藤英二・渡辺和明, 富士山の山体変動観測, 590
長岡正利, 富士山 −その心象風景と古地図に見る表現−, 590
田代博,  富士山の見え方に拘る −見える限界の場所とダイヤモンド富士−, 590
(2003.特集号「富士山U」)
須藤茂,  表紙: 北方上空からみた富士山の山頂部, 591
石塚吉浩・中野俊・高田亮・須藤茂, 口絵: 富士山の地質見学案内, 591
稲葉和弘・横木修治・佐藤洋・中田晃・工藤貴彦・石森啓之・熊谷茂 : 富士山測候所, 591
石塚吉弘・中野俊・高田亮・須藤茂・吉本充宏・谷田部信郎富士山模擬登山 : −パソコンで見る富士火山地質観察ポイント−, 591
小山真人・坂本珠紀 : 火山としての富士山に対する行政と住民の意識(2002〜03年調査結果), 591
高田亮 : アナログ実験で火山と遊ぼう, 591
中島和敏・奥村公男 : 飛行機から見た富士火山の地質 −GIS技術を使った富士火山の三次元地質図アニメーション−, 591
須藤茂 : 世界遺産ではない富士山とそのまわりの博物館など, 591
須藤茂・高田亮・石塚吉弘・宝田晋治・松浦浩久・川邊禎久・中野俊・駒澤正夫・福井敬一・高木朗充・河村幸男・谷田部信郎 : あれも富士山,これも富士 山, 591
須藤茂・坂野靖行・河村幸男・兼子尚知・谷田部信郎 : 富士山のクイズ, 591
須藤茂 : 噴気騒動, 591
須藤茂・田代寛・谷田部信郎・新津節子 : 地質標本館特別展 「富士山 現在・過去・未来」の開催    , 591



土木研究所資料の富士山文 献

(1969)
富士山大沢崩れ砂防計画 (1)扇状地砂防計画に関する調査及び水理模型実験
大沢崩れ 砂防 流出土砂量 固定床水理模型実験
1969年    155頁:平尾公一 田畑茂清
(1973)
富士山大沢崩れ対策に関連したレジン・コンクリートの試験調査報告
大沢崩れ レジン 高分子材料 現地暴露試験 レジンコンクリート 室内試験
1973年    69頁:安江朝光 吉川正徳
(1974)
富士山大沢扇状地落差工に関する水理模型実験報告書
バッフル式落差工 ブロック式落差工 水理模型実験
1974年    62頁:大田原幸亘 阿部宗平
(1976)
富士山大沢扇状地砂防計画−遊砂地計画に関する水理模型実験−
扇状地砂防 水理模型実験 除石土 遊砂地計画 扇状部対策 分流処理工法 富士山大沢
1976年    79頁:阿部宗平 上原信司
富士山大沢崩れに関する既住文献集
富士山大沢崩れ 文献集 地学雑誌 学術文献
1976年 355頁:青木義光
(1977)
安江朝光 服部泰英, 富士山大沢崩れ対策に関連した試験調査報告(昭和45〜51年)
大沢崩れ レジン剤 レジンコンクリ−ト コンクリ−ト試験 無水ボ−リングマシ−ン 富士山大沢崩れ
1977年    86頁:
(1979)
渡辺正幸 水山高久 他1名, 富士山土石流衝撃力実験報告書(T), pp40.
(1980)
渡辺正幸 水山高久 他1名, 富士山土石流衝撃力実験報告書(U), pp76.
(1982)
渡辺正幸 水山高久 他2名, 富士山土石流衝撃力実験報告書(V), pp93.
瀬尾克美 渡辺正幸 他2名, 富士山土石流衝撃力実験報告書(W), pp77.
(1983)
瀬尾克美 万膳英彦 他1名, 富士山大沢扇状地水理模型実験報告書(T),  pp116
(1984)
富士山大沢扇状地水理模型実験報告書(U).
(1988)
水山高久 原義文 他1名, 富士山大沢扇状地水理実験模型及び沈砂地シミュレーション計算報告書, pp60
(1990)
吉松弘行 西川純一 他2名, 富士山大沢源頭部崩壊機構調査報告, pp30.
(1991)
中村良光 西川純一 他2名富士山大沢源頭部崩壊対策調査, pp29.



砂防学会誌「新砂防」の富士 山関連文献

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・ 「富士」で検索、抽出したあと、個別に追加、削除、編集を行った。
・ 富士山の砂防は、多くが大沢崩れ〜富士川への土砂流出緩衝地帯の整備に関するものと考える。
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(1975)
今村 遼平:坊城 智広:豊原 恒彦:中山 政一, 富士山大沢崩れの土砂流出とその経年変化モデルの設定について(T), 95, 22
(1985)
西山 幸治, 現場技術ノート:富士山大沢川源頭部調査工事について, 137, 27
(1987)
栗原 淳一:福沢  誠:岩田 幸雄, 技術ノート:富士山大沢川で発生した土砂流とスクリーンダムの機能について: (通報), 152, 23
(1989)
口絵:富士山大沢崩れ, 161
加藤 隆弘, シリーズ大崩壊−20: 富士山大沢崩れ, 161, 34
南坂 丈治:岩田 幸雄, 技術ノート:富士山大沢崩れで発生する土石流と凍土層について, 165, 23
(1993)
口絵:平成4年12月8日に富士山で発生したスラッシュ雪崩, 184
安間 荘, ニュース:1992年12月8日に富士山で発生したスラッシュ雪崩, 184, 54
(1996)
高尾和宏, 研究ノート:1707年富士山噴火にともなう土砂災害の実態, 205, 45
(1997)
星野和彦・大中武易・山田耕一郎, 1997年6月の富士山大沢崩れ土石流発生と砂防設備の効果(速報), 212, 74



日本洞窟学会誌「洞人」 の>富士山関連文献

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・ 「富士」「青木(ヶ原)」で検索。
・ 他に学術講演会などで多数富士山関連の発表あり。
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(1980)
小川孝徳, 富士山溶岩洞穴の溶岩樹型の地質学的観察, 2
(1991)
近藤純夫, 富士青木が原の噴火口列とリフトケイブ, 4
(1997)
本多 力, 富士山溶岩洞穴内の溶岩棚形成に対する熱流体力学的解釈, 22
(1998)
本多 力, 富士山溶岩樹型およびその内壁の再溶融(胎内)発生機構の物理・化学的考察, 23
沢 勲、井上 央、立原 弘:富士火山の柏原と青木ケ原溶岩樹型の成分比較, 23
KASHIMA, N. & T. OGAWA, Speleo-minerals in Volcanic Caves of Kenya, East African Rift Zone.
, 23




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