富士山高所科学研究会



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イベント「よみがえれ富士山測候所」報告[2005年6月26日]

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 イ ベント「よみがえれ富士山測候所」(6月26日)の報告

5月の静岡イベントに続き、東京お台場でイベントを開催しました。
入場者は、
 ・ 一般入場者 121名
 ・ スタッフ含む 153名
でした。ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。イベントでできなかった質問・ご意見等は、引き続きお待ち申し上げております。






 2005 年6月26日イベントの経過報告プレゼン資料














































参 加者へのアンケートまとめ(抜粋)


アンケートの取りまとめは(財)静岡総合研究機構が行いました。ご意見をほぼそのまま掲載しています。

・ (参考) 5月17日の静岡イベントでのアンケート結 果



問2. 富士山測候所施設活用の是非について

富士山測候所施設の活用是非




問3.問2で1と2に○をつけた方にお聞きします。どのような目的に活用するべきだと思いますか?


・日本で高所測候が出来る場所はここしかない。
・地球温暖化観測、オゾン層の観測。人間と高地順化の研究(拠点施設)、高地順応のできる人、できにくい人の違い、更なる高所環境 (5000〜6000m)をつくる。
・すでに折り込み済み。
・高山病の予防。観測に適した地形を生かして様々な観測。
・本土防衛。
・サブミリ観測として重要。温暖化の状況調査(環境問題)。
・多目的に活用できる施設を取り壊すのは「もったいない」。特に大気汚染、地球温暖化防止は、地球に生きる全てのものに必要と思いました。
・富士山に2回登った静岡県民です。私の出身地からは富士山ドーム(レーダーの白いドーム)が見られて、名物みたいなものでした。また、テレビ番組等で富 士山測候所の建設の場面を見て、こんなに苦労して建設したんだなと感心しました。なので、測候所を残して欲しいです。
・登山者の高所訓練。
・高地でしかできないこともあると思うので、その研究。
・日本国のために。
・それぞれの専門分野での国際的研究はもとより、日本を背負う若者を育てる上にも、視線、環境、精神面等、最高の場であると思います。
・今日の各先生のお話を聞いて、各方面で種々の観測がなされていたことがわかったが、今まではあまり一般には知られていなかったと思う(もっとPR)。環 境、高所医学の面から、また富士山の持つ特徴、適正(研究拠点として)評価していく。(観測塔の考え面白かった)
・観測。一般向けの体験施設。トレーニング基地。
・国内で一番高い所にある測候所を利用しないでいる方がおかしい。いろんなことに活用できると思います。
・高所登山のための順応施設として。また、長距離系スポーツのトレーニングとして。
・大気、気象、医療、細菌、天文、自然等、研究に絶対必要であると思う。長い時間の目で見て欲しいと思う。未来にはもっと必要とされると思う。利用できる 場所としてその大切さをもっと多数の人に知ってもらえるようアプローチを。天文台、プラネタリウム等、あったらたのしいでしょうね。大人も、子どもにも、 大切な富士山、大切に地球のためにも。
・今日、ご説明を受けた観測所としての活用もさることながら、高所登山(海外登山)に向けての高所順応施設的な利用をご検討して欲しい。それは専門家のた めの施設ではなく、一般登山家が利用できる施設という意味です。
・高所医学の研究。青少年の育成。
・環境問題、高所医学等々。
・無人(全自動)の観測、研究拠点。
・高所科学研究。
・高所医学。環境科学。
・高所医学研究。高所でのトレーニング。高所での天体観測。
・高所科学の観測、実験所として、(特に夏期以外の)登山者の休憩・宿泊設備として。中緯度地域唯一のデータ採取/中国の大気汚染データ観測のため。
・マラソン等高所トレーニングのために日本一の高さなので、適した場所と考えるため。
・高山病・大気・高所トレーニング等。
・海外の山岳へのトレーニングとして利用できればよいと思う。最近の中高年の海外進出のためにトレーニングをして行くことができれば、事故が少なくなる。
・山屋の高所トレーニングの基地として、少々、そして富士山頂でしかできない研究の場として大いに活用するべきと思います。
・今日のお話を伺って、富士山測候所が天文学的、極地高所研究拠点として、また高山病、健康増進(高所医学)など活用に大変有用であることがわかりまし た。研究者のみでなく、青少年のためにも是非活用すべきだと考えます。
・ヒマラヤ登山を実行してきた者として、日本の最高所を利用して高所医学研究して、私どもにその成果を使わせていただきたい。それが登山者の高所事故の防 止となる。
・登山者の科学と環境保全と健康づくりの拠点になるような場所にしていただきたい。
・高所へ向かう多くの人々の知識啓蒙の拠点として。
・高所に行く人々のための修練・訓練の場として活用。また特殊環境(自然、地球)としての研究の場として欲しい。
・@高所医学(高所順応、高所トレーニング、高山病研究)A高層大気化学の研究B宇宙科学の研究C生物学的、雪氷学的研究。
・@地球物理学の研究(大気中の流れ及び化学物質の分析)A高所登山のトレーニング及び高所医学の実験室B一般スポーツの高所トレーニングの実験室C新素 材の研究実験室。
・コスト下げてやればいい。
・多方面の研究に活用すべき。
・多方面の研究に活用すべきである。
・宇宙科学の何か、風や空気、雲に含まれる何かの観測、宿泊所。
・中緯度温帯地方のヒマラヤの東側にある富士山は孤立峰であるがゆえに、自由大気のさまざまな動向を知る上で、大変貴重な地点であると考えます(偏西風 帯)。気象観測はもちろんのこと、大気化学、医学等、さまざまな分野で活用できると思います。世界第2位の経済力を持つ日本がわずか年間1億円の金を工面 できないとすれば情けない話である。
・地球環境(宇宙環境)対応。
・大気研究、医学研究など。
・大気化学の研究として。孤高の山としての存在価値はあると思います。
・物質の存在の観測。
・大気監視。
・大気バックグラウンド観測拠点として。
・気象全般、天体観測。





問4.その他、ご意見、ご感想がありましたら、自由にお書きください。



・すべて考慮されています。
・もっともっとPRが必要と思いました。
・富士山は様々な研究の場で役立てることが理解できました。私は天文学に興味があるのですが、最近地上の光が強くて観測が難しくなってきています。ですか ら、富士山頂上に天体観測できる機械を多く置いて欲しいです。また、一般の人でも普段地上に見られない天体を見て、体験して、関心が持てるような施設も富 士山に必要だと感じています。
・日本代表すべき山で。
・日本のシンボル"富士山"をいろいろな角度から活用すべきである。田部井さんもおっしゃっているように実際に高度順化をすべきである。このような活用が 科学離れを防ぐ教育効果もあると思う。素晴らしいシンポジウム。実現間違いなし。
・日本の象徴としての富士山が最近あまり振り返られなくなっていると思う。富士山をもっと愛する気風を高めたい。日本国のためにも。「富士は日本一の山」 の童謡のように。
・冬期の安全な移動手段の確保が大切だと思います。(過去に気象庁の職員が亡くなったそうなので)
・メリットばかりで測候所の再活用のデメリットがどのくらいあるのかわからず残念。専門的な話で、素人からは理解できない部分が多かった。三浦さんのビデ オはとても感動した。ありがとうございました。
・今日、話を聞いて、ますます富士山測候所の必要性を感じました。こういう活動をもっと多くの人々に伝えていった方が良いと思います。知らない人も多いと 思うので。
・今回「参加人数によっては入場制限を行う」の記述はいらなかったのでは。遠方から参加しにくくなります。
・観測データは継続性が何より重要と思います。現在の空白データが過去のデータを殺すことにもなってしまうかもしれません。是非早期に測候所が(またはそ れに類する施設が)再開されるよう応援します。
・スタッフの努力に感謝。
・富士山は日本が持つ貴重な財産であり、有効に利用するべきである。ケーブルをつけるなど、アクセスを容易にする必要がある。全てのルートを登山道のまま にしておく必要はない。山小屋のトイレは、外国の例を参考にして、清流をものにするべきである。
・官の時代錯誤には世界に対する恥ずかしさとともに、怒りすら感じる。このような価値あるイベントの告知が遅かったのは残念。登山愛好者の中には参加した かった人も多いだろう。
・富士山頂に研究センターが設置され、人員がいれば、富士山の環境を守るにも資するという副次的にも役立つものと考える。
・このようなシンポジウムに初めて参加いたしました。高所登山医学に興味を持ちまして、浅野先生のお話を興味深く聞かせていただきました。また田部井さ ん、三浦雄一郎さんのお話と映像もとても良かったです。ありがとうございました。
・三浦さんのお話に感銘しました。アンチエージ、良い言葉ですね。
・今日のシンポジウム、私はたまたまHPを見る機会があって知ることができましたが、限られたごく小数の人しか知らないと思います。もっともっと多くの人 に知らせる、知っていただく方法をみんなで考えようではありませんか。マスコミももっと報道してくれないのでしょうか。日本のマスコミはまともなことを報 道しないと思っています。私も微力ながら関心を持ち続けたいと思います。今日のシンポジウム、もっともっと多くの人に聞いて欲しかった。今日はありがとう ございました。
・気象等のデータについては、継続することに意義がある。国の政策等が都度変更するのはやむを得ないが、基礎資料が途絶えることは残念です。是非、富士山 頂の有効活用を図って欲しい。
・三浦さんと「やろうと思えばできる」という言葉が心に残った。民間の力を使うことは?
・単なる経済的な理由というのは情けないことである。
・今回のイベント、私のブログ『コルホーズの玉ネギ畑の断片談義』で取材という形でとりあげますが、世間の注目を浴びないと議員は動かないから。広報の仕 方、練り直す必要あるかと。




田部井淳子氏講演
田部井淳子氏の講演

パネルディスカッション
研究者の講演

三浦雄一郎氏講演
三浦雄一郎氏の講演


※ 2005年8月11日 このページを追加改訂

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